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欲しがります負けたって

舞台と旅とたべもの

ラ・ラ・ランド

を見てきた。深夜24時からのレイトショー。

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オリジナルのミュージカル映画ということで公開前はすごく楽しみにしていた。けど、周りのミュージカルクラスタが見た後の様子を見て、これは私が好みのやつではないかもしれない…?と薄々感じつつ行ってきた。

という感じ。
つらづら感じたことをついったに書いていたけど、未見の人もあれが大好きな人もいるだろうから、あとはブログに書くことにする。

これに尽きる。映画オタクの人たちの中で傑作と言われているのはきっとそういう部分なんだろうな、と思う。 私はそこまで映画には詳しくないけど、ミュージカルはとにかく好きで、ツタヤで取り寄せられる程度にメジャーな00年代くらいまでのミュージカルジャンルの映画はほとんど見ているので、オマージュ元の映画は割とわかった。

ミアが映画の世界に夢を持っている頃(最初の一年)は、華やかなりし頃のハリウッドらしい服を着ていてとても可愛いし、画面の色調も鮮やかでそれらしい感じ。


で、二人が夢に疲れ、現実的な成功に近付くほど衣装と映像は現代ナイズされていき、洗練されているけど夢がない(と思わせたいんだろう)見た目になっていく。そしてラストに二人が再会し、ララランドに入ったことで一気に蘇る色彩と華やかな夢の世界。

うん、古き良きハリウッドへの懐古に溢れたこの作品がハリウッド関係者やハリウッド大好きな方に受けるのもとてもわかる。わかるのだけど、「ララランドがつまらなかったと言う人は映画をわかっていない人だ、ハッピーでないエンディングに納得できないから面白くなかったんだろう」という意見が多いのは解せない。
むしろ私はエンディングはめちゃくちゃ好きだった、結末は百万点だったと思っている。

じゃあ何が原因でそこまで響かなかったのか…と考えてみた。

おしゃれなMV見てるみたい。私の中ではずっとそういう印象だった。

 


そうしたらフォロワーさんが、「ララランドは歌う必要性を感じなかった。本来、感情が高まった結果歌ったり踊ったりするはずのミュージカルなのに、ララランドの登場人物達はあまりにもさらりと歌っていた」と書いていらして、それだ!と思った。


心の情動が溢れ出して歌っているのって、ミアのオーディションくらいでは。それが悪いと言っているわけではなくて、新鮮だなあ、ということ。画面は美しいし、見ながら綺麗だな、楽しいな、とは思うけど、観客がその曲に大きく心を揺さぶられることを期待して作っているわけではない、気がした。とにかくさらっとしておしゃれだった。


つまりララランドの歌シーンは、正直、映画の中で流れているBGMを登場人物達が代わりに歌っているような感じだったんだな。別に本人が歌う必要性は感じなかった。もしくは妄想の世界に飛び立つためのトリガー。それもまた、過去のミュージカルの使い方とは全く違う。

あと、オマージュは評価ポイントでもあるけど、「オリジナルミュージカルを作った」と言うにはマイナスポイントでもあるのでは?と思ったり。


個人的にオマージュというのはわかる人が見たらちょっと面白い、くらいで留めておくべきで、あまりにも似たカメラワークや振り付けが続くのはどうなのかと思ってしまう。知らない人が面白く無いと感じてしまうのは論外だけど、ララランドは、この素敵なシーンは新しいわけじゃない、オリジナルが別にあるんだよと言いたくなってしまうようなところがちょこちょこあった…。いや往年の大名作が多いし、アメリカ人なら見ていて当然、そこも含めて楽しめよと言われたらそれまでだけど。
あまりにもあっさりしたMVぽさと過去の名作場面のつぎはぎ感が、全体を通して良くできた二次創作のように感じられてしまった、ということかな。

 

ミュージカルとしては好みではなかったけど、映画としてはまあまあに好きでした。エンディングはものすごく良かった。(2回目)

 

監督は、ハリウッド映画とジャズはめちゃくちゃ愛してるけど、ミュージカルのことはそこまででも無いんじゃないかな、というのが私の気持ちです。

 

あと、WEで舞台化が決まっていると聞いて…。


あとBWでなくWEで制作するというのも謎。あの話、イギリス人は絶対そんなに好きじゃないでしょ。笑